キュリー夫人ことマリー・スクロウドスカはポーランドからパリのソルボンヌ大学に
物理学と数学を学びにやってきた。彼女は講義を聞いているうちに失神してしまう。
それがきっかけでピエール・キュリーの実験室で手伝いをすることになる。
やがて学生であったマリーはソルボンヌを首席で卒業し、
父のいるポーランドに帰る手はずを整えていた。
そこにピエールは帰らないでともに研究を続けようと提案。
しかしマリーは以前から決めていたことだからと断る。
そこでピエールは両親のいる実家に彼女を招待する。
素直なマリーはその招待を受諾するのだった。
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写真は映画からコピーしたものだが、二人が結婚したくさんの人に祝福されて
自転車で新婚旅行に出かけるシーン。
二人はアンリ・ベクレル教授の実験室で見た放射線を発する鉱石の研究に打ち込み
5300回以上の実験ののち8tの鉱石から純粋のラジウムを抽出する。
キュリー夫人は夫の事故死の後も研究を続け娘の書いた伝記がこの映画のもとになっている。
その映画によってキュリー夫人の性格、信念の強さ、素直さ、率直さ
夫や子供への愛情などを観ることができる。
二人の発見は物理学のそれまでの常識を覆した。
そして今なお物理学の常識は覆されつつある。
後に続く研究者にとって励みになる作品と言えるだろう。
1943年アメリカの作品